価格
120ml入り1本 1,080円(税込)
1ℓ入り1本 5,400円(税込)
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醤油の歴史
日本人の食に欠かせない調味料「醤油」。我が国のその歴史は古く、 701年(飛鳥時代)に制定された「大宝律令」により、醤油のルーツである「醤(じゃん)」を扱う役所として「醤院」(ひしおつかさ)が定められています[1]。
醤油とその原料
そんな伝統のある醤油の主原料は大豆です。しかし、我が国における大豆の自給率は6%(令和2年度)しかなく、そのほとんどがアメリカやブラジル、カナダなどといった海外からの輸入に頼られています。世界の9人に1人が飢餓で苦しんでいる現在、大豆に依存しない調味料の開発は重要な課題です。
イサダ醤油開発の経緯
そこで、宮城大学 食産業学群の金内 誠教授は、鰰(ハタハタ)の内臓や豚の皮といった動植物残さや、トマトやパイナップルなど、様々なものを原料として発酵調味料を造ってきました。平成28年、「ツノナシオキアミ(別名 イサダ)の有効利用を考えてほしい」との依頼を受け研究を開始したのがツノナシオキアミを原料とした醤油の製造方法です。金内先生は、食品メーカーとの共同開発により、ツノナシオキアミの持ち味を最大限に生かし、高血圧の原因となる塩分や、蕁麻疹の原因となるヒスタミンの発生を抑えた発酵技術を開発しました。
イサダとは
大きさは1cm~2cm。形はエビに似ていますが、プランクトンの一種です。北太平洋の寒流と暖流が混じる潮目の場所に湧くプランクトン「ツノナシオキアミ」のことです。その漁がおこなわれる常磐から三陸にかけて「イサダ」と呼ばれています。イサダの漁は毎年2~3月に解禁され,魚市場をサクラ色に染めることから「春を告げる漁」と言われています。ここから本品を「春告げイサダ醤油」と名付けました。
イサダ醤油の風味
ツノナシオキアミとエビ、その形はよく似ていますが、ツノナシオキアミはエビではなくプランクトンです。でも、その風味はエビによく似ています。「つまりイサダの魚醤?ナンプラーってこと?」とよく聞かれますが、魚醤やナンプラーが内臓の自己消化が基本であるのに対し、イサダ醤油は醤油麹による発酵を基本としています。
製造者「鎌田醤油株式会社」
今回の「春告げイサダ醤油」を造ってくださったのは、創業天保年間1835年の「鎌田醤油株式会社」(宮城県美里町)です。同社で製造されている「丸大豆醤油」や「鮭醤油」の発酵技術を活用いただきました。